• India Kashmir Texstyle /インド カシミール
  • 2024年8月8日

Nishat Bagh ムガル帝国の栄華を感じる『ニシャット公園』

カシミールは初めてなので、少しだけ観光も連れていっていただきました。
ニシャット公園はシュリーナガルの中心地から約10kmくらいの場所にあります。17世紀ごろムガル帝国の貴族アサフ ハーンにより造られた庭園です。有名な皇帝シャー ジャハーンの義父だそうです。
先日訪問したウズベキスタンをはじめ、このところムガル帝国に関わることを耳にしますが、帝国の最盛期であるシャー ジャハーンの時代はインド・イスラム文化の充実期で美術や建築などが華やかでした。亡くなったお妃のための廟としてあの「タージ マハル」を造ったり、大きなシンメトリーの建造物が多い時代です。避暑に訪れたシャー ジャハーンはこの魅力的な庭園を欲しがり、それが叶わないとわかると給水を止めるなどちょっとした水供給のもめ事も起こしているようです。

  • この公園は面積 18.5haで、ペルシャ庭園の影響を強く受けています。12段の階層構造になっていて水を下に運ぶ中央の送水路は、ムガル様式の典型的なデザインだそうです。確かにタージ マハルの建物へ真っ直ぐ続く噴水のアプローチにも似ています。そしてこの12段というのは黄道十二宮の影響もあるそうです。

    避暑地と言っても暑い夏、この時は完全に子供たちのウォーターパーク状態になっていました

  • 背面にはカシミール渓谷が広がる
  • 水路は完全にウォーターパーク状態
  • 八重のタチアオイ(ホリーホック)が庭園を彩る
  • 少年たちは頭から水浴び
  • 女の子たちは服のまま水浴び
  • 最上段から湖畔を望む。シンメトリーに真っ直ぐ伸びる水路

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