- Uzbekistan Texstyle /ウズベキスタン
- 2023年10月12日
Suzani母から娘・孫へと伝える手仕事『スザニ』刺繍 ②
サマルカンドに続き『スザニ』刺繍が施されている布の入手とワークショップのために店舗を訪ねます。
ブハラの旧市街の街中の「Toki zargaron」という地域にあるスザニショップへ。この周辺の一帯は商店街というより遺跡の壁面の中に作られたという感じで、道を歩いていてもショップになっているとはわかりにくい所でした。
たくさんの大判の刺繍がタピストリとして壁面を覆っている
たくさんのスザニが販売されている
レース針による作業スタイル
日本製のTurip社のかぎ針に木製のホールダーを作って自分用にカスタマイズ
「スザニ」刺繍について
このショップのスザニの柄はブハラでは多いザクロやトウガラシなどの成り物につるや葉がデザインされているものが多いです。ザクロなどの果実の柄は『子宝に恵まれるように』という願いの意味もあるようで、ウズベキスタン全域のスザニに共通して使われています。ここのスザニ刺繍はほぼチェーンステッチのみでできていました。
このショップで入手したスザニ
スザニ刺繍のザクロ柄が多い
ウズベキスタンではじめて見た小型のザクロ(コーカンドで)
私たちがイメージする大型で実の割れたザクロ(リシタンのマーケットで)
ショップオーナーによるシルクの説明
ショップオーナーがシルクの説明してくれた
野性味のある蔟(まぶし)のようなもの。日本の『小石丸』より小さい繭
カイコの一生を説明
ウズベキスタンでの養蚕を説明
植物染料で染めたシルクの糸
植物染料(玉ねぎの皮、ザクロの皮、サフランなど)