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  • 2022年6月21日

Tomioka Silk Mill フランスの技術を導入して世界文化遺産に登録された「富岡製糸場」

「富岡製糸場と絹産業遺産群」として2014年にユネスコの世界文化遺産に「富岡製糸場」は登録されました。
「富岡製糸場」は明治5年(1872)に明治政府が日本の近代化のために設立した日本初の官営模範製糸場です。たぶん日本近代史の明治期にさしかかると「官営富岡製糸場」と一度は耳にする施設だと思います。
製糸場についての詳細は今はどこでも知ることができるので、私が説明することはやめておきます。
市の所有になったことで富岡市民の入場料はタダですが、今回はツアーでの見学ということで初めて入場料を払って解説もしていただきました。


私はこの製糸場から約1km弱の場所に住んでいます。
子供のころはまだ片倉工業として稼働していたので「どこかの大きな会社の工場」「転校生が住んでる所」というイメージでした。小学校の同級生のお父さんが役職の転勤で富岡工場にやってきて敷地内の社宅に住んでいたのですが、数年後には違う場所へと転校していきました。
幼稚園の頃には製糸場の北側の道を通って通園していたので「木の柵の下に地蜘蛛がいる所」「側溝が大きく蓋についまずいて膝が傷だらけになる場所」といった変な記憶もあります。この記憶から「そのころの北側の境界はあまり高くない細い丸太の柵だった」「道には大きな用水路が通っていた」と思い出せます。
しかし、稼働をやめるころには高いブロック塀と門で囲われて簡単には中に入れない街の中心の聖域のようになっていました。
製糸場の住所は「富岡市富岡1番地」。正門からまっすぐに城町通りが通り、一種、門前町のような街並みとなっていて富岡の街がここから発展したことが今もわかります。

小学生の頃、一度だけ稼働している工場内を見学をさせてもらったことがありました。創業100年のイベント事業とかだったのでしょうか?
「古い建物の中(当時、レンガ造りの価値などわかりません)で大きい機械の前だけど数人しか働いていないんだ!」という記憶くらいしか残っていないのが残念です。

2014年に世界遺産に登録される少し前、2005年に市の所有、2007年の世界遺産暫定リストになったころから市民の受け入れ見学が始まり何度も訪ねているので、その後の変化も見てきました。
何度も写真撮影しているので、帰ってきてから今回はほとんど撮影していないのに気づき、以前の写真を探してアップしています。

  • 正門から(2014年1月撮影)世界遺産登録前で見学者なし
  • 東置繭所のアーチの『明治5年』の要石
  • 東置繭所の2階(2016年1月撮影)
  • 煙突修理保存講演会(2022年5月撮影)
  • 鉄水留(2016年1月撮影)西置繭所保存修復時公開
  • 首長館<ブリュナ館>周辺のサクラ(2010年4月撮影)

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