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  • 2022年6月19日

Nakanojo & Shima 中之条と四万

  • 群馬県民は群馬県が「鶴の形」をしていると思っています。
    他県の人は「なぜ?」と思うかもしれませんが、群馬県民の郷土愛が爆発している『上毛かるた』により子供のころから刷り込まれているのです。
    上毛かるたの【つ】の句は『鶴舞う形の群馬県』
    ツルが住んでいる情報がないのは残念ですが、知事が群馬県庁内に作った情報発信のための動画・放送スタジオ「tsulunos(ツルノス)」の由来もこのあたりから来ているのでしょうか?

    ということで、中之条は群馬北西部でさしあたって尾羽根の先あたり、北は新潟、西は長野との県境です。
    中之条の街中からこの日宿泊予定の四万温泉(しまおんせん)へと向かいます。

四万の甌穴群(しまのおうけつ)

四万温泉に向かう途中で四万の甌穴(おうけつ)群に立ち寄りました。昭和46 (1971) 年に群馬県指定天然記念物に指定されている景勝地とのことです。
「甌穴(おうけつ)って何?」初耳でした。
この甌穴とは河底や河岸の岩石面上にできる円形の穴でポットホール (pot hole)、またはかめ穴(かめあな)ともいわれるそうです。
数万年もの歳月を経て、川底に沈む石などが水流によって定位置で回転することにより、摩擦で浸食し丸くあけられたもので、ここには大小8つの穴が点在しており、大きいもので直径8m、深さ3.2mを越えるそうです。

見学時、かなりの水量で流れが勢いもよく、十分に穴の位置の確認はできませんでした。

奥四万湖(おくしまこ)四万川ダム

宿泊予定の四万温泉を通り過ぎ、その奥に位置する奥四万湖は、四万川を堰き止めて造られたダム湖です。一周は4㎞ほどしかないらしいです。
ここの水は神秘的な不思議な青い色をしていて『四万ブルー』と言われるようで、JR 東日本「大人の休日倶楽部」のCMで女優の吉永小百合さんがカヌー体験していた場所として有名になったようです。
そして周辺にはニホンカモシカが生息しているらしく、四万川ダムのマンホール蓋にはかわいいニホンカモシカのイラストが描かれていました。

しかし、私たちがここに到着時は雨。四万ブルーと言える湖面の色を見ることはできませんでした。当日、県内の他の地域では雨情報はなかったので、新潟との県境、雪の多い三国山脈を背にするこの地域は群馬でもかなり湿度の高い場所なのだと感じました。
今回は残念なので、天気の良い紅葉の季節にでもまた来ようと思います。

  • 残念な湖面の色
  • ダムの上の道
  • 展望アーチ部分にある説明
  • マンホールの蓋はニホンカモシカでカワイイ
  • 四万温泉(しまおんせん)

    宿泊地の四万温泉は新潟との県境、三国山脈を背に中之条町の一番北に位置する温泉郷です。
    群馬県内には草津温泉、伊香保温泉と全国的にもかなり有名な温泉地がありますが、ここもかなり古い時代に開湯された名湯です。「四万(よんまん)の病を癒す霊泉」に由来する名前との説もあり、飲むと胃腸病にも効くらしく「日本三大胃腸病の名湯」とも言われていて、刺激の強い草津の湯とは違い、やわらかい泉質なので保湿・美肌効果のありそうに感じるお湯です。

    上毛かるたの【よ】の句は『世のちり洗う四万温泉』
    お風呂に入っている親子のイラストですが、この絵札を取るとちょっと恥ずかしい感じがしました。

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