• Fringe / 富岡
  • 2022年5月10日

【富岡学】「女子学生服の変遷」富岡市内の女子中学学生服について

受講してた「富岡学」の自主研究として自分と関わりのある『女子学生服』をテーマとすることにしました。
この研究レポートのために制服の画像を作成したが、お見せする機会が少ないのでここにアップすることにします。

現在、市内に中学校が6校あります。
最近は制服姿で朝、学校に向かう生徒がいなくなり、ほとんどジャージ姿のままで通学しています。学校へは制服を着て行かなければならなかった私の中学時代(昭和50年代)とは、かなり変化しているようです。

  • 富岡中学

    昭和22年に開校で市内では一番古い。
    かなり早い時期からセーラー服型が採用されていたと思われる。
    オーソドックスで気品のあるスタイルで、一度は着てみたいと思ったあこがれの制服。

  • <冬服>

    1. 紺サージ セーラー服型
    2. ブレード(ライン):茶色(2重)
    3. スカート:24本プリーツ
    4. リボン型:茶色
  • <夏服>

    1. ブラウス:セーラー服型
    2. ブレード(ライン):茶色(2重)
    3. スカート:24本プリーツ
    4. ネクタイ型:紺
  • 富岡東中学

    昭和50年代前半に卒業の私の時代は黒の衿なしブレザー型だった。
    その数年後にセーラー服型へ変更。グレーの衿という少し個性的な制服。左腕に校章の刺繍(グレー)あり

  • <冬服>

    1. 紺サージ セーラー服型(衿グレー)
    2. ブレード(ライン):紺(1重)
    3. スカート:24本プリーツ
    4. ネクタイ型:グレー
  • <夏服>

    1. ・ブラウス:セーラー服型(衿グレー)
    2. ブレード(ライン):紺(1重)
    3. スカート:24本プリーツ
    4. ネクタイ型:グレー(紺ブレード)
  • 富岡西中学

    昭和48年に開校した当初からダブルのブレザータイプの制服を採用。
    ベストも用意されているが、ダブル6ボタン。衿付きダブルは前が二重になっているため機能性を考える中学生の制服としては重い感じがする。

  • <冬服>

    1. 紺サージ ブレザー型
    2. ダブル 4つボタン
    3. 24本プリーツ
    4. リボン:黒ループタイ
  • <夏服>

    1. 丸衿ブラウス:オーバーブラウス型
    2. ベスト:ダブル 6つボタン
    3. 24本プリーツ
    4. リボン:黒ループタイ(自由)
  • 富岡北中学

    平成2年小野中から北中へ変更に伴い、制服の変更があった。 ホームページ内で写真を確認したが、実物の制服の情報を収集できなかった。取扱販売店にてサンプル制服なしのため情報のみ入手。夏ベストは情報不足

  • <冬服>

    1. 紺サージ セーラー服型
    2. ブレード(ライン):白(2重)
    3. スカート:24本プリーツ
    4. ネクタイ型:白
  • <夏服>

    1. 丸衿ブラウス
    2. スカート:24本プリーツ
    3. リボン(紺にストライプ)
    4. ベストあり
  • 富岡南中学

    昭和60年に開校と比較的新しい学校で赤いブレードのとてもかわいいセーラー服型の制服。
    導入当時、私の家で制作に協力し、形を決定したため、その後も多くを受注。富岡中学校のセーラー服の不満部分などを改良したもの。

  • <冬服>

    1. 紺サージ セーラー服型
    2. ブレード(ライン):赤(1重)
    3. スカート:24本プリーツ
    4. リボン型:赤
  • <夏服>

    1. ブラウス セーラー服型
    2. ブレード(ライン):赤(1重)
    3. スカート:24本プリーツ
    4. ネクタイ型:紺(赤ブレード)
  • 富岡妙義中学

    平成17年の市町村合併で富岡市立妙義中となり、制服が変更。ホームページ内で写真を確認したが、期間内に実物の制服の情報を収集できなかった。
    取扱販売店にてサンプル制服から情報入手したが、夏服はサンプル制服なしのため情報不足

  • <冬服>

    1. 紺サージ 衿なしブレザー服型(前3つボタン・アウトポケット3つ)
    2. スカート:24本プリーツ
    3. リボン型:赤(チェック)
    4. 角衿ブラウス
  • <夏服>

    1. 角衿ブラウス
    2. スカート:24本プリーツ
    3. リボン型:赤(チェック)
    4. 実物未確認による情報不足

Future tasks今後の課題

少子化による学校の統廃合

数年前、隣の甘楽町では第一から第三中学校が統合され、町立中学は1校となりました。少子化の時代、富岡市の6校も統廃合されて少なくなるという動きがあるようです。統廃合後は制服も刷新されるのでしょうか?
卒業生にとって、母校の制服はいつまでも「自分の学生時代の記憶とともに深く心に残っている」ものです。ある学校では、生徒たちが自身の校則を見直す活動をしているそうです。その一環として「制服のあり方」も考えているようです。商業的な立場ではなく、これらを着る学生たちからの意見も聞いてステキな制服を導入してほしいです。

ジェンダー問題

近くの私立高校でも「女子生徒のスラックス着用」が認められたようです。現在は男女で分類される制服ですが、多様性の時代、この点でも制服の在り方は今後の課題になりそうです。

SDGs問題

社会全体でSDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」が叫ばれる中、制服のリサイクルをはじめ、先に書いたジェンダー問題など、17の取り組み項目の中で『学生服』は意識すべき部分が多く含まれているようです。「お古を着る」というリサイクルの考え方など、もう少し考えてみようと思います

富岡学を受講することきっかけに、なんとなく市内6校の制服を調査する中で、現在、全国的に問題化されている「制服の在り方」についてを少しだけ考える機会となりました。

今回は当たり障りのない部分をサイトにまとめました。実際のレポートはもう少し個人的な内容もまとめて記載しています。

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